子犬が来た!狂犬病ワクチンは義務?動画で解説!接種時期と登録方法

狂犬病って、犬だけが感染するんじゃないの?


狂犬病という名前なので、ワンちゃんが感染するものだと勘違いされやすいですが、実は、全ての哺乳類が感染し、発症する可能性があります。

狂犬病を発症すると、ほぼ100%の確率で人も死亡してしまいます。現在も、効果的な治療法は確立されていません。

ワンちゃんに噛まれることで私たち人が感染してしまうことがほとんどのため、『狂犬病』と呼ばれています。

私たちが感染しないために、ワンちゃんにワクチンを打ってもらい感染拡大を防いでいます。

この記事は、こんな人にオススメ

✓ 狂犬病について知りたい方
✓ 子犬の狂犬病接種時期について知りたい方
✓ 子犬の狂犬病接種登録の手続きについて知りたい方

子犬の狂犬病接種スケジュール

狂犬病ワクチンは、3000円~4000円程度が目安です。

お迎えしたワンちゃんが、生後90日以内の場合

暮らしはじめてからの期間に関わらず、生後90日を経過した日から30日以内に接種をします。

お迎えした犬が生後91日以降の場合

暮らし始めてから30日以内に接種を行います。

混合ワクチンと一緒に打てる?

狂犬病ワクチンと混合ワクチンは同時に接種できません。
混合ワクチンの最終接種から少なくとも1ヶ月以上あけてから狂犬病ワクチンを接種します。
狂犬病ワクチンより、混合ワクチン1~2回目を優先させることが多いですね。

そのため、順調に混合ワクチン接種が進んでいれば生後110 日〜120日程度に狂犬病ワクチンが接種できます。ワンちゃんの体調をみながら獣医さんと相談して接種日を決めましょう。

登録は、市区町村で

生後91日を過ぎたワンちゃんは、市区町村に登録する必要があります。
登録費用は一生に一度、3000円程度です。

狂犬病予防接種を受け、動物病院で接種証明書をもらったら、それを自治体の役所や保健所に持って行きましょう。

手続きが完了すると、狂犬病予防注射済票と鑑札が交付されます。狂犬病予防注射済票は毎年550円程度がかかります。
鑑札は犬の登録情報と紐づいており、首輪等に付けることが義務付けられています。犬鑑札をつけていないワンちゃんは、迷子になった場合は捕獲の対象となります。

また登録や接種を怠った場合、飼い主には20万円以下の罰金が科される可能性があります。

引っ越ししたら?

引っ越した場合は、再度登録が必要です。以前の鑑札があれば、多くの自治体で無料で新しい鑑札を交付してもらえますが、紛失や破損時には手数料がかかります。

【🔍渋谷区 犬の届け出】などと、お住まいの地域で検索してみましょう。


成犬の狂犬病接種スケジュール

成犬は翌年以降、毎年1回の狂犬病接種が必要です。4月1日から6月30日までを接種推奨期間としており、この時期に自治体では集合接種が行われます。改めて登録に行く必要がないため、メリットのひとつだと言えるでしょう。

この期間を過ぎても動物病院で接種が可能ですので、必ず年1回は接種を行いましょう。
多くの地域では、この時期に役所から狂犬病予防接種についてのハガキが届きます。

狂犬病清浄国は少ない!

日本国内では狂犬病を1957年以降発生していない「狂犬病清浄国」です。この清浄国は少なく、オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、スカンジナビア半島などごくわずかです。

しかし、清浄国だといっても、最近では2020年に1件、フィリピンで犬に噛まれた外国籍の男性が、日本入国後に亡くなりました。

現在も狂犬病は国内で発生したわけではないため、日本は狂犬病清浄国ですが、万が一、狂犬病が国内に侵入した場合に備え、ワンちゃんへのワクチン接種を徹底しましょう。

飼い主の習い事

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